『紫の園』58年

『紫の園』58年12月


『紫の園』58年11月


『紫の園』58年10月


『紫の園』58年9月

58年5月、「大川橋蔵五月薫風公演」(明治座)の演目、源氏物語。

『源氏物語』の舞台の初演は1961年(昭和36年)9月26日、27日の両日、「大川橋蔵リサイタル歌舞伎座公演」。

第1部『光源氏と藤壺』5幕。共演、山田五十鈴さん。

第2部『舞踊 雪月花』、第3部『歌謡ショー』

舞踊、歌謡ショーでひばりさんが友情出演 。同時に橋蔵様のレコードLP盤8曲も発売されています。(小雪さん)


『紫の園』58年8月

58年5月、「大川橋蔵五月薫風公演」(明治座)の舞踊 。

お妾のお照の主人を待ちこがれる心境を秋の風情に合わせ、哀愁と細やかな仕草の中に、えも言われぬ熟女の舞姿。
名曲ですが、スローテンポで華やかさも見せ場もなく、難しい舞のひとつ。

幼い時に 他の流派の家元達から「麒麟児」と唸らせた橋蔵様ならではの圧巻の舞といえるでしょう。(小雪さん)


『紫の園』58年7月

 58年5月、「大川橋蔵五月薫風公演」(明治座)の演目。

 共演者は三浦布美子さんの六条御息所、甲にしきさんの葵の上、星由里子さんの藤壺。

 橋蔵様はどのように光源氏の恋を演じられたのでしょう。資料提供、ゴンチャン猫さん。

                                 (小雪さん)


『紫の園』58年6月

義太夫『海女』。歌舞伎座での舞姿。

この先一年半後に亡くなるとは想像もつかない完璧な舞。

哀しく一途な海女の恋心や波をとてもしなやかな手で表現されているのが、いつまでも心に残る橋蔵様の舞踊です。(小雪さん)


 

『紫の園』58年5月

 58年5月のTVドラマ『雪の渡り鳥 鯉名の銀平』。

 最後の舞台となった59年2月、「大川橋蔵特別公演」(新歌舞伎座)での演目でもあります。

 舞台では、和泉雅子、二宮さよ子、 内田朝雄、 遠藤太津朗、 珍平さん等の方々が共演されました。                                                                                                            (小雪さん)


『紫の園』58年4月

57年12月、「十五周年記念公演」(歌舞伎座) 。いよいよ最後の1人の登場です。

役者なら誰でも一度は演じたいと憧れる内蔵助を、初舞台を踏まれた歌舞伎座で最後に実現され、感無量です。

この演目『恋の淡雪』はこの舞台以外橋蔵公演では演じられていません。(小雪さん)


『紫の園』58年3月

57年12月、「十五周年記念公演」 (歌舞伎座)。

写真は演目名『忠臣蔵異聞 恋の淡雪』三役の内、岡野金右衛門。

金右衛門が大工の娘との恋に苦しみながらも吉良邸の図面を手に入れ、見事本懐を遂げるという有名な筋書きで、多く伝えられています。(小雪さん)


『紫の園』58年2月

 57年12月、「十五周年記念特別公演」(歌舞伎座)。最後の歌舞伎座での橋蔵公演となりました。

上演された演目『忠臣蔵異聞 恋の淡雪』で三役を演じられ、写真は浅野内匠頭。

 映画とはまた一味違う趣がありますね。(小雪さん)


『紫の園』58年1月

57年12月 、「十五周年記念橋蔵特別公演」(歌舞伎座)の大物演目『京鹿子娘道成寺』。

これは組曲で、謡がかりに始まり、乱拍子、中啓の舞、鞠の唄、花笠踊り、羯鼓(かっこ)の舞、 鈴太鼓など小道具を使い、次々と繰り広げられる華麗な女性の舞姿から、最後は蛇体となる見応えのあるもの。他に比類ない 素晴らしい橋蔵様の舞です。(小雪さん)